フリーランスにもおすすめ!BRIEFINGのビジネストート『BS TOTE TALL』購入レビュー
昨今のビジネスバッグ市場において、TUMI(トゥミ)と双璧をなすと言っても過言ではないBRIEFING(ブリーフィング)。
今回、仕事・通勤用として、2016年に発売されたビジネストート『BS TOTE TALL(BSトート トール)』を購入してみました。ここまでたどり着くのに何度も試着や返品などを繰り返してきましたが、やっと自分にフィットするオールマイティーなバッグに出会えたように感じます。
特に普段それほど荷物を持たないフリーランスの人や、オン・オフ兼用バッグを探している人におすすめできると思うので、特徴や関連商品についてレビューしてみます。
各部の詳細
正面デザインです。ブラックのバリスティックナイロンに、赤いラインとロゴが映えます。
横から見たところ。布地が厚いので、荷物の有無に関わらず、うまく置いてやれば一応自立します。
入口は34cmほどあり、Macbook Pro Retinaの13インチが横のままギリギリ通る大きさです。
中の小ポケットには、ACアダプタやマウスがちょうどよく収まります。バッグの側面や底に緩衝材がついていないので、PCはインナーケースに入れた方がよさそうです。
外側の右ポケットには、500mlペットボトルが余裕で入ります。TUMIのときは結構キツキツで出し入れしにくかったので、これだけ余裕があるのは嬉しいです。
外側の左ポケットにはオーガナイザーがあり、ペンやVGAアダプタなどを収めています。マチがあるので、LightningケーブルやPC用メガネなど、出し入れ頻度が高くて細々したものをポイッと入れておくのに便利です。
左ポケット表面にある小ポケットには、名刺入れを入れています。
バッグ上端からハンドル下端までは26cmと余裕を持って作られており、手持ち状態から片手で肩まで担ぐことができます。
ハンドルはナイロン製。コバが固くて、若干持ちづらいです…。ここはなめし革製のTUMIに軍配が上がります。まとめるストラップを使うと収まりがよくなり、手当たりも多少滑らかになりますが、別途革製のハンドルカバーをつけようか検討中です。
横幅40cm程度と、電車で膝の上に置いたときに隣まではみ出さないサイズなのはポイント高いです。
使ってみて実感したこと
BRIEFINGのブラックはオン/オフ両方合わせやすい
BRIEFINGのバッグ全般に言えることですが、合わせるコーデの守備範囲が非常に広いです。ガチガチのスーツスタイルから、ジャケット&革靴などのビジカジスタイル、Tシャツ&ジーンズなどのラフスタイルまで、どの服装でも、それなりに「ああ、アリだな」と思わせてくれる懐の深さがあります。
僕のフリーランスとしての仕事は、
- 1日中誰とも合わず、コワーキングスペース等で作業する日
- 継続中のプロジェクトなどで、知ったメンバーでの打合せがある日
- 新規の営業等で、ちょっと固めの客先に訪問する日
というような構成なので、この合わせられるコーデの守備範囲の広さには助かっています。
またフォーマル度で行くと、
TUMIのアルファシリーズ > BRIEFING > TUMIのBravoシリーズ
といった順序かなと。TUMIのアルファシリーズは客先に持っていくのにはバッチリなのですが、普段使いとしてはちょっと重たい印象を受けます。またTUMIのカジュアル路線であるBravoシリーズは、普段使いとしてはオシャレでよいものの、装飾が結構ゴテゴテしているので、訪問先の業種によっては気になるかもしれません。
一方でBRIEFINGのデザインは、高級感と無骨さを併せ持つバリスティックナイロンの布地感や、必要最低限に留められた装飾などが、コーデに合わせて解釈されるように感じています。特にブラックはビジネスシーンでも十分使えるレベルかと。
ちなみに、このバッグを購入してからすぐに実家へ帰省する機会があったのですが、そのときも違和感なく活躍してくれました。
やっぱりトートバッグ最強
最近は、スーツスタイルでもリュックを愛用する人が増えてきています。そこで僕も、当初は3wayバッグである『C3 LINER』を第一候補としていました。最近のBRIEFINGの中では一番人気のモデルらしいです。
しかし、実際に購入してみたところ、
- ジャケット姿で背負ってみたところ、まだ自分的には結構な違和感があったこと
- リュックと手持ちで重力方向が異なるため、中の荷物の配置に気を遣うこと
- 収納できるとはいえ、一時的な手持ち使用時にリュック紐が相当邪魔なこと
などの理由から、悩みに悩んだ末に返品することにしました。Amazonはこういうときに返品無料なので便利ですね。
また通常のブリーフケースは過去にTUMIを買って失敗しているので、3wayもダメだとなれば、残るはトートバッグしかありません。
トートバッグの利点はこんな感じ。
- ビジネスシーン、ジャケットスタイルでもそれほど違和感なく持てる
- 荷物をすぐに出し入れすることができる
- 荷物が重いときには、サッと肩にかけることができる
BRIEFINGのトートの中で幅40cm程度のできるだけコンパクトなものを選んでいくと、残るのは『BS TOTE TALL』と、『PROTECTION TOTE』の2つ。
どちらにするか最後まで悩みましたが、ビジネストートとして開発されたがゆえのポケットの多さに期待して、最終的には『BS TOTE』の方を選択しました。
人と被らなくて安心
TUMIの失敗でも書きましたが、東京都心、特に東京駅や品川駅近辺は、サラリーマンが異常な確率でTUMIを持っています。
一方で、BRIEFINGは1日に1人見かけるかどうかというところ。その中でも、トートバッグ所有者にはまだ遭遇したことがありません。
カラーのバリエーションも、ブラック、ミッドナイト、コヨーテと分散されるので、まだしばらくは気まずい思いをせずに済みそうです。
ナイロンのタフさに期待
トートバッグを選択するのであれば、オン・オフ両方いけるという点で、レザーもアリかなと思って探していました。
ただ、うちには小さな子供がいるので、今後自転車で送り迎えする機会が増えることを考えると、前カゴに放り込んだ際の傷や水濡れを気にしていられないかもしれません。
ちなみに、これまで使っていたオロビアンコのバリスティックナイロン製のバッグは、布地が非常に強くて結局8年近く使い倒してまだ余裕があります。
BRIEFINGは購入時の値は張りますが、オン・オフ兼用で、10年近く使えるのであれば十分ペイするのではと期待しています。